当ブログでは力士名など敬称略で表記しております。ご了承ください。
大相撲一月場所(初場所)が終わりました。
幕内では西前頭三枚目の栃ノ心が約6年ぶりとなる平幕優勝!
また、4つの階級で優勝決定戦が行われ、盛り上がる千秋楽となりました。
各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞受賞力士をコメントつきでまとめましたのでご覧ください。
各段優勝者まとめ
まずは、各段の優勝者についてまとめます。
4つの階級で行われた優勝決定戦の結果とともにお伝えします。
幕内
優勝:西前頭三枚目 栃ノ心(とちのしん) 14勝1敗
冒頭でも書きましたが、幕内は西前頭三枚目の栃ノ心(とちのしん)が優勝。
役がつかない前頭の力士が優勝すると平幕優勝と呼ばれます。
その平幕優勝は、2012年5月の旭天鵬(現・友綱親方)以来6年ぶり。
栃ノ心は、横綱・鶴竜には敗れたものの、大関、関脇、小結の役力士6人を撃破しました。
とにかく強かった!
今場所は栃ノ心が左上手を取ったら「はい栃ノ心の勝ち~!」と決めつけてしまうほど盤石な相撲を取っていましたからね。
初優勝おめでとうございます!
十両
優勝:東十両筆頭 妙義龍(みょうぎりゅう)10勝5敗
十両は十四日目終了時点で西十両三枚目の英乃海(ひでのうみ)が10勝4敗で優勝争いの単独トップに立ち、東十両筆頭の妙義龍(みょうぎりゅう)、西十両二枚目の碧山(あおいやま)、西十両十枚目の琴恵光(ことえこう)の3人が5敗で追っていました。
優勝はこの4人に絞られた状態で千秋楽を迎え、最初に登場した琴恵光が敗れて優勝争いからは脱落。
協会ごあいさつのあとの一番で英乃海が敗れて5敗に後退し、その後の取組で妙義龍が勝利をおさめ、碧山が敗れたため、英乃海と妙義龍の優勝決定戦となりました。
優勝決定戦は妙義龍が英乃海を破り、自身7年ぶりの十両優勝を決めました。
妙義龍は来場所幕内に戻ってきます。
幕下
優勝:東幕下十七枚目 若隆景(わかたかかげ) 7戦全勝
幕下は、三兄弟で力士である大波三兄弟の三男、若隆景が全勝で十三日目に幕下優勝を決めました。
表彰式ではまげを結っていたので、来場所からはまげ姿で相撲を取ることになりますね。
三段目
優勝:西三段目八枚目 魁勝(かいしょう)7戦全勝
三段目は西三段目八枚目の魁勝(かいしょう)と西三段目七十一枚目の栃幸大(とちこうだい)が7戦全勝で優勝決定戦を行いました。
優勝決定戦では、幕下経験がある魁勝が力の差を見せつけて栃幸大を破り優勝。
自身23歳の誕生日に花を添えました。
インタビューですごく嬉しそうに話をしていた姿が印象的です。
序二段
優勝:東序二段二十八枚目 魁鵬(かいほう)7戦全勝
序二段は東序二段二十八枚目 魁鵬(かいほう)と東序二段七十二枚目 神嶽(しんがく)が7戦全勝で優勝決定戦を行いました。
兵庫県出身で同学年のライバル対決は、魁鵬の勝利。
親方や大相撲ファンからはジャンボと呼ばれています。
序ノ口
優勝:西序ノ口二十枚目 塚原(つかはら)6勝1敗
序ノ口は東序ノ口十九枚目の琴手計(ことてばかり)と西序ノ口二十枚目の塚原(つかはら)が6勝1敗で並び、千秋楽に優勝決定戦を行いました。
埼玉栄高校の同学年対決は塚原が琴手計を破って優勝を決めました。
今場所デビューしたてということもあり、まだ表情が初々しいですね。
三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:西前頭三枚目 栃ノ心(とちのしん)
横綱や大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、優勝した西前頭三枚目の栃ノ心が初受賞。
横綱・鶴竜には敗れましたが2人の大関を撃破しての優勝。
文句ナシの受賞だと思います。
敢闘賞
敢闘賞:東前頭十四枚目 阿炎(あび)、東前頭十六枚目 竜電(りゅうでん)
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、東前頭十四枚目の阿炎(あび)と東前頭十六枚目の竜電(りゅうでん)の新入幕コンビがそろって受賞。
阿炎は今日勝てばという条件つきでしたが、見事勝利をおさめました!
技能賞
技能賞:西前頭三枚目 栃ノ心(とちのしん)
技能賞は栃ノ心が自身2度目の受賞です。
さいごに
何かと土俵外での話題が多かった大相撲一月場所。
でも、土俵では何番も何番も熱い相撲を観ることができました!
今場所は2度国技館で観戦しましたが、序盤だったため栃ノ心の優勝はまったく予想できなかった〜!
そのときは鶴竜が全勝するんじゃないか?ぐらいの強さでしたからね。
(観戦レポは別途記事にします。食べたものはこちらにまとめています)
明日から、というかすでに大相撲ロスに突入しかけておりますが、録画した取組やAbemaTVの再放送で少しでもロスを回避したいと思います!