当ブログでは力士名など敬称略で表記しております。ご了承ください。
2024年(令和6年)大相撲五月場所(夏場所)が終わりました。
幕内は西小結大の里(おおのさと)が初優勝!
また、三段目と序ノ口で優勝決定戦が行われました。
こちらの記事では、2024年(令和6年)大相撲五月場所(夏場所)、各段優勝力士と三賞受賞力士についてまとめます。
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2024年(令和6年)大相撲五月場所(夏場所)各段優勝力士
まずは、各段の優勝力士をまとめます。
幕内
優勝:西小結大の里(おおのさと)
幕内は十四日目を終えた時点で
11勝3敗:西小結大の里(おおのさと)
10勝4敗:東大関豊昇龍(ほうしょうりゅう)、西大関琴櫻(ことざくら)、西関脇阿炎(あび)、西前頭筆頭大栄翔(だいえいしょう)
の5人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽は大の里と阿炎、豊昇龍と琴櫻の取組が組まれたため、
- 大の里が勝てば優勝
- 大の里が敗れれば、最大4人による優勝決定戦
という展開に。
結果は、①大の里が勝ったため、大の里の初優勝が決まりました。
初土俵から所要7場所での優勝は史上最速、新三役の優勝は1957年(昭和32年)五月場所(夏場所)の安念山以来67年ぶり、日体大出身者として初優勝と記録づくめの優勝。
本当におめでとうございます!
十両
優勝:西十両六枚目若隆景(わかたかかげ)
十両は十四日目を終えた時点で
13勝1敗:西十両六枚目若隆景(わかたかかげ)
12勝2敗:東十両三枚目遠藤(えんどう)、東十両十二枚目阿武剋(おうのかつ)
の3人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽は3人それぞれ別の力士との取組が組まれたため、
- 若隆景が勝てば優勝
- 若隆景が敗れ、遠藤と阿武剋のどちらかおよびいずれも勝てば優勝決定戦
- 3人とも敗れれば若隆景の優勝
という展開に。
千秋楽の取組は、先に土俵に上がった若隆景が勝ち、自身初の十両優勝を決めました。
若隆景は幕内と三段目で1度ずつ、幕下では2度優勝しているよ
幕下
優勝:東幕下十一枚目藤青雲(ふじせいうん)
幕下は東幕下十一枚目藤青雲(ふじせいうん)が十三日目に優勝を決めました。
藤青雲 龍輝 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
怪我で番付を下げている十両経験者の藤青雲、十五枚目以内での全勝優勝により来場所での十両復帰が確実です。
「しっかり準備して十五日間戦える体を作っていきたい」「まずは自己最高位(東十両六枚目)を更新して新入幕目指してがんばりたい」とインタビューで語っていました。
ひと場所でも早く幕内に昇進することを期待しています。
三段目
優勝:西三段目八十七枚目旭海雄(きょくかいゆう)
三段目は十三日目を終えた時点で東三段目二十九枚目佐田ノ輝(さだのひかり)、西三段目八十七枚目旭海雄(きょくかいゆう)の2人が7戦全勝とし、千秋楽に優勝決定戦が行われました。
優勝決定戦の結果は、旭海雄が寄り倒しで佐田ノ輝を下し、初めての各段優勝を決めました。
インタビューでは落ち着いて相撲が取れたことが要因だと語っていた旭海雄。
幕下に上がる来場所は相手がもっと強くなるので、しっかり稽古していきたいとも話していました。
同学年の西小結大の里、東十両十二枚目阿武剋のように関取として活躍する姿を早く見たいです。
序二段
優勝:東序二段八十三枚目朝東(あさあずま)
序二段は東序二段八十三枚目朝東(あさあずま)が十三日目に優勝を決めました。
初めて各段優勝をした朝東、優勝が決まったことについて「叫びそうなくらい嬉しい」とインタビューで語っていました。
また、「今場所は怪我や体調不良がなく全身全霊でいけたのがよかった」と優勝できた要因についても話してくれました。
来場所は自身初の三段目昇進が確実です。
本人の言葉どおり、「怪我なく、一番でも多く勝てるように」がんばってほしいです。
序ノ口
優勝:東序ノ口五枚目野田(のだ)
序ノ口は十三日目を終えた時点で西序ノ口三枚目聖白鵬(せいはくほう)、東序ノ口五枚目野田(のだ)の2人が6勝1敗とし、千秋楽に優勝決定戦が行われました。
優勝決定戦の結果は、野田が下手投げで聖白鵬を下し、優勝を決めました。
右四つで前に出て勝てる相撲を目指している野田は、まずは幕下に上がって、その後関取になれるように日々稽古に精進していきたいとインタビューで語っていました。
今後の活躍に期待です。
2024年(令和6年)大相撲五月場所(夏場所)三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:西小結大の里(おおのさと)
優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、優勝した西小結大の里(おおのさと)が初受賞。
「大関以外で優勝した力士」が条件となっていたよ
敢闘賞
敢闘賞:西前頭十四枚目欧勝馬(おうしょうま)
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、西前頭十四枚目欧勝馬(おうしょうま)が初受賞。
「今日勝てば」という条件付きでしたが、取組で勝って受賞を決めました。
東前頭十枚目湘南乃海(しょうなんのうみ)も「今日勝てば」という条件付きで候補に上がっていましたが、取組で敗れたため受賞ならず。
技能賞
技能賞:西小結大の里(おおのさと)
優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、優勝した西小結大の里(おおのさと)が2場所連続2度目の受賞。
前に出る相撲が評価されたよ
さいごに
こちらの記事では、2024年(令和6年)大相撲五月場所(夏場所)各段優勝力士と三賞受賞力士についてまとめました。
優勝力士
- 幕内:西小結大の里(おおのさと)
- 十両:西十両六枚目若隆景(わかたかかげ)
- 幕下:東幕下十一枚目藤青雲(ふじせいうん)
- 三段目:西三段目八十七枚目旭海雄(きょくかいゆう)
- 序二段:東序二段八十三枚目朝東(あさあずま)
- 序ノ口:東序ノ口五枚目野田(のだ)
三賞受賞力士
- 殊勲賞:西小結大の里(おおのさと)
- 敢闘賞:西前頭十四枚目欧勝馬(おうしょうま)
- 技能賞:西小結大の里(おおのさと)
初日で横綱大関が5人全員敗れ、二日目から横綱照ノ富士(てるのふじ)と大関貴景勝(たかけいしょう)が休場するという波乱のスタートとなりましたが、西前頭四枚目宇良(うら)が初日から6連勝したり、東前頭十枚目湘南乃海(しょうなんのうみ)が終盤優勝争いの先頭に立ったり、十両では東十両三枚目遠藤(えんどう)が10連勝したりと話題には事欠かない今場所だったと思います。
今場所優勝した力士、最後まで優勝争いに名を残した力士たちの来場所の活躍に期待しています!
最後になりましたが、今場所も力士の皆さま、裏方の皆さま、関係者の皆さま、そして大相撲ファンの皆さま、お疲れさまでした!
七月場所(名古屋場所)も大相撲めいっぱい楽しみましょう!
今ある愛知県体育館で最後の本場所だよ!
2024年(令和6年)大相撲スケジュール、まとめています。