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令和4年大相撲五月場所(夏場所)が終わりました。
入場者数の上限を87%に上げて開催された令和4年大相撲五月場所(夏場所)、幕内は東横綱照ノ富士(てるのふじ)が優勝!
また、十両、序二段と序ノ口で優勝決定戦が行われました。
こちらの記事では、令和4年大相撲五月場所(夏場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞受賞力士をまとめます。
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令和4年大相撲五月場所(夏場所)各段優勝力士
令和4年大相撲五月場所(夏場所)、まずは各段の優勝力士についてまとめます。
幕内
優勝:東横綱照ノ富士(てるのふじ)
幕内は十四日目を終えた時点で
- 東横綱照ノ富士(てるのふじ)
- 西前頭四枚目隆の勝(たかのしょう)
- 西小結大栄翔(だいえいしょう)
- 西前頭十二枚目佐田の海(さだのうみ)
の4人が優勝争いに名を連ねていました。
千秋楽は3敗の隆の勝と4敗の佐田の海の取組、照ノ富士と大栄翔はそれぞれ異なる力士との取組が組まれたため、
- 照ノ富士と隆の勝、どちらか1人が勝てばその力士が優勝
- 照ノ富士と隆の勝、ともに勝てば2人による優勝決定戦
- 照ノ富士が敗れ、佐田の海と大栄翔が勝てば4人による優勝決定戦
- 照ノ富士、隆の勝、大栄翔の3人が敗れれば照ノ富士、隆の勝、佐田の海による優勝決定巴戦
という状況に。
千秋楽の取組結果は①で照ノ富士が勝ったため、照ノ富士の7度目の優勝が決まりました。
序盤の相撲を観る限り途中休場もあるのではないかと思われた横綱でしたが、徐々にその強さを見せつけ、優勝をつかむ。
さすが横綱!と思わせてくれる場所となりました。
十両
優勝:西十両六枚目錦富士(にしきふじ)
十両は十四日目を終えた時点で
- 西十両二枚目剣翔(つるぎしょう)
- 東十両六枚目大奄美(だいあまみ)
- 西十両六枚目錦富士(にしきふじ)
- 西十両三枚目竜電(りゅうでん)
- 東十両八枚目徳勝龍(とくしょうりゅう)
- 西十両八枚目朝乃若(あさのわか)
- 西十両十二枚目熱海富士(あたみふじ)
- 西十両十四枚目美ノ海(ちゅらのうみ)
の8人が優勝争いに名を連ねていました。
千秋楽は8人全員が異なる力士との取組が組まれたため、最大8人による優勝決定戦の可能性がありました。
千秋楽の取組結果は、8人のうち最初に土俵に上がった4敗力士の錦富士(にしきふじ)が勝ったため、この時点で5敗力士の優勝の可能性が消滅。
その後登場した4敗力士は大奄美(だいあまみ)が勝ち、剣翔(つるぎしょう)が負けたため、大奄美と錦富士による優勝決定戦が行われることに。
優勝決定戦は錦富士が大奄美を突き落としで下し、自身4度目の各段優勝を決めました。
幕下
優勝:東幕下八枚目欧勝馬(おうしょうま)
幕下は東幕下八枚目欧勝馬(おうしょうま)が十三日目に優勝を決めました。
十五枚目以内での全勝優勝なので、来場所の十両昇進が濃厚な欧勝馬。
関取としてどこまで場所を盛り上げてくれるのか、今から楽しみです。
三段目
優勝:西三段目二十九枚目神谷(かみたに)
三段目は西三段目二十九枚目神谷(かみたに)が十三日目に優勝を決めました。
空手で日本一の経験を持つ神谷、自身初の各段優勝で来場所は自己最高位更新(幕下昇進)が確実です。
序二段
優勝:東序二段二十一枚目琴手計(ことてばかり)
序二段は
- 東序二段二十一枚目琴手計(ことてばかり)
- 東序二段七十二枚目花房(はなふさ)
の2人が7戦全勝。
千秋楽に行われた優勝決定戦では、琴手計が花房を突き落としで下し、優勝。
先場所に続き、2場所連続での優勝だよ
入門から優勝決定戦を含め1度も負けていない琴手計。
どこまで連勝記録を伸ばせるのか、来場所も目が離せません。
序ノ口
優勝:東序ノ口二十二枚目風賢央(かぜけんおう)
序ノ口は
- 西序ノ口十枚目山藤(やまとう)
- 東序ノ口十四枚目丹治(たんじ)
- 東序ノ口二十枚目有瀬(ありせ)
- 東序ノ口二十二枚目風賢央(かぜけんおう)
の4人が6勝1敗で並び、千秋楽に優勝決定戦が行われました。
1回戦は風賢央が丹治を押し倒しで、山藤が有瀬を足取りで下し、風賢央と山藤による優勝決定戦に。
結果は風賢央が山藤を突き落として下し、序ノ口優勝を決めました。
本割で負けた相手に優勝決定戦でリベンジを果たし、インタビューでは安堵の表情を見せていた風賢央。
来場所、序二段では全勝目指しがんばってほしいです。
令和4年大相撲五月場所(夏場所)三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:西小結大栄翔(だいえいしょう)、西前頭四枚目隆の勝(たかのしょう)
優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、西小結大栄翔(だいえいしょう)、西前頭四枚目隆の勝(たかのしょう)の2人が受賞。
大栄翔は5度目、隆の勝は初めての受賞だよ
両力士とも1横綱2大関を破り(隆の勝は同部屋・貴景勝との取組はなし)、場所を盛り上げてくれました。
文句なしの受賞だと思います。
敢闘賞
敢闘賞:西前頭十二枚目佐田の海(さだのうみ)
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、西前頭十二枚目佐田の海(さだのうみ)が2度目の受賞。
場所中に35歳になった佐田の海。
年齢を感じさせない力強く速い相撲を多く見せて、2014年夏場所の新入幕以来8年ぶりに2桁勝利を挙げました。
敢闘賞も8年ぶりの受賞だよ
技能賞
技能賞:該当者なし
優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、該当者なしという結果に。
たらればだけど、十四日目から休場した宇良(うら)はチャンスがあったかも・・・「若元春(わかもとはる)に条件付きであげてもいいのでは」という意見もあったね
さいごに
令和4年大相撲五月場所(夏場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞受賞力士をまとめました。
- 幕内:東横綱照ノ富士(てるのふじ)
- 十両:西十両六枚目錦富士(にしきふじ)
- 幕下:東幕下八枚目欧勝馬(おうしょうま)
- 三段目:西三段目二十九枚目神谷(かみたに)
- 序二段:東序二段二十一枚目琴手計(ことてばかり)
- 序ノ口:東序ノ口二十二枚目風賢央(かぜけんおう)
- 殊勲賞:西小結大栄翔(だいえいしょう)、西前頭四枚目隆の勝(たかのしょう)
- 敢闘賞:西前頭十二枚目佐田の海(さだのうみ)
今場所は各段で優勝争いがもつれて観ている側としてはとても楽しい場所となりました。
来場所も今場所以上の盛り上がりを期待しています!
最後になりましたが、今場所も力士の皆さん、親方たち、スタッフの方々、そしてファンの皆さま、お疲れさまでした!
2022年の大相撲スケジュール、まとめています。