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令和4年大相撲一月場所(初場所)が終わりました。
幕内は東関脇御嶽海(みたけうみ)が令和元年九月場所(秋場所)以来2年ぶり3度目の優勝!
また、十両、三段目ふたつの階級で優勝決定戦が行われました。
こちらの記事では、令和4年大相撲一月場所(初場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞受賞力士をまとめます。
十二日目を終えた時点での成績優秀力士まとめはこちら
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令和4年大相撲一月場所(初場所)各段優勝者
令和4年大相撲一月場所(初場所)、まずは各段の優勝者についてまとめます。
幕内
優勝:東関脇御嶽海(みたけうみ)
幕内は十四日目を終えた時点で
12勝2敗
- 東関脇御嶽海(みたけうみ)
11勝3敗
- 東横綱照ノ富士(てるのふじ)
- 西前頭六枚目阿炎(あび)
- 東前頭十四枚目琴ノ若(ことのわか)
の4人が優勝争いに名を連ねていました。
千秋楽は照ノ富士と御嶽海、阿炎と琴ノ若の取組が組まれたため
- 御嶽海が勝てば優勝
- 照ノ富士が勝てば御嶽海、阿炎-琴ノ若の勝者を交えた3人で優勝決定巴戦
という状況に。
千秋楽の取組結果は①御嶽海が勝ったため、御嶽海の3度目の優勝が決まりました。
優勝へのプレッシャーがある中、いい状態で相撲を取れていたとインタビューで答えていた御嶽海。
臨時理事会招集が決まり、場所後の大関昇進が濃厚となりました。
十両
優勝:西十両二枚目琴勝峰(ことしょうほう)
十両は十四日目を終えた時点で
11勝3敗
- 西十両二枚目琴勝峰(ことしょうほう)
- 西十両十四枚目矢後(やご)
10勝4敗
- 東十両八枚目東白龍(とうはくりゅう)
の3人が優勝争いに名を連ねていました。
千秋楽はそれぞれ異なる力士との取組が組まれたため、
- 琴勝峰、矢後ともに勝てば2人による優勝決定戦
- 琴勝峰、矢後のどちらかが勝てばその力士が優勝
- 琴勝峰、矢後ともに敗れ東白龍が勝てば3人による優勝決定戦
- 3人とも敗れれば琴勝峰と矢後による優勝決定戦
という状況に。
千秋楽の取組結果は④3人とも敗れたため、琴勝峰と矢後による優勝決定戦に。
優勝決定戦は琴勝峰が矢後を寄り切りで下し、2度目の十両優勝を決めました。
来場所は1年ぶりの幕内復帰が濃厚な琴勝峰。
自分の相撲を取り続けて、また幕内上位で活躍してくれることを期待しています!
幕下
優勝:東幕下三十五枚目西川(にしかわ)
幕下は東幕下三十五枚目西川(にしかわ)が十三日目に優勝を決めました。
十三日目に出場停止明けからずっと白星を並べてきた東幕下五枚目竜電(りゅうでん)を引き落としで下し、インタビューでもその嬉しさを語っていた西川。
地元・大阪で開催予定の来場所は新十両を狙える番付で相撲を取ることが確実です。
突き押しを武器に一気に新十両の座をつかむことを期待しています。
三段目
優勝:西三段目八十一枚目向中野(むかいなかの)
三段目は十三日目を終えた時点で
- 東三段目十九枚目長内(おさない)
- 西三段目八十一枚目向中野(むかいなかの)
の2人が7戦全勝。
千秋楽に行われた2人による優勝決定戦は、向中野が長内を寄り切りで下し、自身初の各段優勝を決めました。
インタビューでは大関貴景勝(たかけいしょう)、若隆景(わかたかかげ)を目標力士と、そして年内の関取昇進を目指していると話してくれた向中野。
目標どおり、年内に関取昇進できるよう稽古に励んで頑張ってほしいです。
序二段
優勝:西序二段二十七枚目朝阪神(あさはんしん)
序二段は西序二段二十七枚目朝阪神(あさはんしん)が十三日目に優勝を決めました。
発売されたばかりの令和4年大相撲力士名鑑に「大の阪神ファン」と紹介されている朝阪神。
ABEMAのコメント欄でも、ネットニュースでも「阪神タイガースよりひと足先に朝阪神が優勝」という文字をいくつも見かけました。
地元・大阪で開催予定の来場所では自己最高位(三段目九十三枚目)更新が確実です。
阪神ファンパワーでこのまま自己最高位を更新し続けていってほしいです。
序ノ口
優勝:西序ノ口十六枚目中島(なかしま)
序ノ口は西序ノ口十六枚目中島(なかしま)が十三日目に優勝を決めました。
自己最高位が幕下五十四枚目の中島、ほぼ相手を圧倒する相撲で白星を7個並べました。
6番相撲はちょっと危なかったけど・・・
力強い突き押し相撲で、ひと場所でも早く元の番付に戻ることを期待しています!
令和4年大相撲一月場所(初場所)三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:西前頭六枚目阿炎(あび)
優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、西前頭六枚目阿炎(あび)が嬉しい初受賞。
過去敢闘賞を3度受賞しているよ
横綱照ノ富士(てるのふじ)を破り、自身も優勝争いに加わっていたので文句なしの受賞だと思います。
敢闘賞
敢闘賞:東前頭十四枚目琴ノ若(ことのわか)
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、東前頭十四枚目琴ノ若(ことのわか)が2度目の受賞。
優勝争いに加わっていることが評価されたのだと思います。
技能賞
敢闘賞:東関脇御嶽海(みたけうみ)
優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、東関脇御嶽海(みたけうみ)が3度目の受賞。
強い押し相撲を何番も見せてくれました。
さいごに
令和4年大相撲一月場所(初場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞受賞力士をまとめました。
優勝力士
- 幕内:東関脇御嶽海(みたけうみ)
- 十両:西十両二枚目琴勝峰(ことしょうほう)
- 幕下:東幕下三十五枚目西川(にしかわ)
- 三段目:西三段目八十一枚目向中野(むかいなかの)
- 序二段:西序二段二十七枚目朝阪神(あさはんしん)
- 序ノ口:西序ノ口十六枚目中島(なかしま)
三賞受賞力士
- 殊勲賞:西前頭六枚目阿炎(あび)
- 敢闘賞:東前頭十四枚目琴ノ若(ことのわか)
- 技能賞:東関脇御嶽海(みたけうみ)
令和4年最初の本場所は2つの階級で優勝決定戦が行われ、さらに幕内も最後まで優勝争いが盛り上がり、見応えがある取組も何番もあり、観ていてとても楽しい十五日間でした!
今場所も力士の皆さん、親方たち、スタッフの方々、そしてファンの皆さま、お疲れさまでした!
なお・・・場所が終わるといつもは大相撲ロスに陥ってしまうのですが、今場所後はイベントが盛りだくさんです。
来週、1/29(土)は豪栄道引退武隈襲名披露大相撲が行われます。
翌1/30(日)は栃煌山引退清見潟襲名披露大相撲が行われます。
2/5(土)は嘉風引退中村襲名披露大相撲が行われます。
また、2/6(日)は日本大相撲トーナメント、2/11(金・祝)はNHK福祉大相撲が行われます。
そして三月場所(春場所)は3/13(日)から!
2022年の大相撲スケジュール、まとめています。