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令和3年大相撲五月場所(夏場所)が終わりました。
幕内は西大関照ノ富士(てるのふじ)が2場所連続の優勝!
また、幕内、三段目と序ノ口で優勝決定戦が行われました。
こちらの記事では、令和3年大相撲五月場所(夏場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞受賞力士をまとめます。
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令和3年大相撲五月場所(夏場所)各段優勝者
令和3年大相撲五月場所(夏場所)、まずは各段の優勝者についてまとめます。
幕内
優勝:西大関照ノ富士(てるのふじ)
幕内は十四日目を終えた時点で
12勝2敗
- 西大関照ノ富士(てるのふじ)
11勝3敗
- 西大関貴景勝(たかけいしょう)
- 西前頭八枚目遠藤(えんどう)
の3人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽では2敗の照ノ富士と3敗の貴景勝の取組が組まれたため、
- 照ノ富士が貴景勝に勝てば照ノ富士が優勝
- 貴景勝が照ノ富士に勝てば優勝決定戦、さらに遠藤も勝てば優勝決定巴戦
という状況に。
先に登場した遠藤が敗れ優勝争いから脱落、結びの照ノ富士-貴景勝の取組では貴景勝が突き落としで照ノ富士を破り、貴景勝と照ノ富士による優勝決定戦へ。
優勝決定戦では照ノ富士が貴景勝をはたき込みで破り、2場所連続の幕内優勝を決めました!
いよいよ来場所は横綱昇進をかける場所となる照ノ富士。
来場所優勝、もしくは優勝に準ずる成績を残せば自ずと道は開かれるでしょう。
十両
優勝:西十両二枚目宇良(うら)
十両は十四日目を終えた時点で
11勝3敗
- 西十両筆頭千代ノ皇(ちよのおう)
- 西十両二枚目宇良(うら)
10勝4敗
- 東十両二枚目徳勝龍(とくしょうりゅう)
- 東十両十四枚目武将山(ぶしょうざん)
の4人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽は3敗の宇良と4敗の武将山、千代ノ皇が5敗の貴健斗との取組が組まれたことにより
- 千代ノ皇、宇良ともに勝てば2人による優勝決定戦
- 千代ノ皇、宇良のどちらかのみ勝てばその力士が優勝
- 千代ノ皇、宇良ともに敗れれば最大4人による優勝決定戦
という状況に。
先に相撲を取った宇良が武将山を下したため、優勝は3敗力士のふたり、千代ノ皇と宇良に絞られました。
その後千代ノ皇が貴健斗に敗れたため、宇良の十両優勝が決定。
2度の膝の怪我により番付を序二段まで下げた宇良が、来場所幕内に戻ってきます!
あぁもう幕内の土俵にいる宇良を想像しただけでわくわくが止まらない!
幕下
優勝:東幕下七枚目阿炎(あび)
幕下は東幕下七枚目阿炎(あび)が十三日目に優勝を決めました。
来場所、阿炎は十両へ番付を戻すことが濃厚。
阿炎の特徴でもある回転の速いつっぱりを十両の土俵でたくさん見せてほしいです!
三段目
優勝:三段目付出石崎(いしざき)
三段目は十三日目を終えた時点で
- 西三段目三十五枚目琴太豪(ことだいごう)
- 三段目付出石崎(いしざき)
の2人が7戦全勝。
幕下上位の経験もある琴太豪と今場所デビューの石崎による優勝決定戦は、石崎が琴太豪を突き落としで下して優勝を決めました。
インタビューでは東前頭筆頭若隆景(わかたかかげ)が目標だと語っていた石崎。
ひと場所でも早い十両昇進を目指してがんばってほしいです!
序二段
優勝:西序二段三十五枚目千鵬(せんほう)
序二段は西序二段三十五枚目千鵬(せんほう)が十三日目に優勝を決めました。
序ノ口
優勝:東序ノ口二十七枚目藤青雲(ふじせいうん)
序ノ口は十三日目を終えた時点で
- 東序ノ口二十七枚目藤青雲(ふじせいうん)
- 西序ノ口二十七枚目勝呂(すぐろ)
の2人が7戦全勝。
同部屋(藤島部屋)所属の2人による優勝決定戦は、藤青雲が勝呂を押し倒しで下して優勝を決めました。
社会人を経て入門してきた藤青雲。
すでに部屋の幕下力士、三段目力士とも稽古しているとインタビューで話していました。
あっという間に幕下まで番付をかけ上がりそうな予感・・・
令和3年大相撲五月場所(夏場所)三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:該当者なし
優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、今場所該当者なしという結果に。
西前頭八枚目遠藤(えんどう)が「優勝すれば」との条件付きでしたが、遠藤は優勝しなかったので受賞ならず。
「優勝すれば」という条件はなかなか厳しいですね
敢闘賞
敢闘賞:該当者なし
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、今場所該当者なしと決まりました。
「今日勝てば」という条件付きの力士すらいなかった・・・
技能賞
技能賞:東前頭筆頭若隆景(わかたかかげ)、西前頭八枚目遠藤(えんどう)
優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、東前頭筆頭若隆景(わかたかかげ)と西前頭八枚目遠藤(えんどう)が受賞。
若隆景は先場所に続き2度目、遠藤は4度目の受賞です。
さいごに
令和3年大相撲五月場所(夏場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞受賞力士をまとめました。
優勝者
- 幕内:西大関照ノ富士(てるのふじ)
- 十両:西十両二枚目宇良(うら)
- 幕下:東幕下七枚目阿炎(あび)
- 三段目:三段目付出石崎(いしざき)
- 序二段:西序二段三十五枚目千鵬(せんほう)
- 序ノ口:東序ノ口二十七枚目藤青雲(ふじせいうん)
三賞受賞者
- 殊勲賞:該当者なし
- 敢闘賞:該当者なし
- 技能賞:東前頭筆頭若隆景(わかたかかげ)、西前頭八枚目遠藤(えんどう)
今場所は幕内、三段目、序ノ口の3つの階級で優勝決定戦があり、さらに十両は千秋楽まで誰が優勝するかわからないという、観る側からすればとっても楽しくおもしろい場所になったと思います。
そんな中、東大関朝乃山(あさのやま)の件。本当に残念でなりません・・・
協会がどのような判断を下すのか、待ちたいと思います。
来場所は白鵬が進退をかけて土俵に戻ってくると予想されています。
横綱昇進をかける照ノ富士と白鵬の取組が楽しみでなりません!
(番付から予想すると千秋楽結びになるかと)
最後になりますが・・・
力士の皆さん、親方たち、スタッフの方々、そしてファンの皆さま、今場所もお疲れさまでした!
2022年の大相撲スケジュール、まとめています。