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2025年(令和7年)大相撲三月場所(春場所)が終わりました。
休場者が普段より多く感じた今場所、幕内は東大関大の里(おおのさと)が優勝決定戦を制して3度目の優勝!
大の里 泰輝 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
こちらの記事では、2025年(令和7年)大相撲三月場所(春場所)、各段優勝力士と三賞受賞力士についてまとめます。
十二日目を終えた時点での成績優秀力士まとめはこちら

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2025年(令和7年)大相撲三月場所(春場所)各段優勝力士
まずは2025年(令和7年)大相撲三月場所(春場所)各段の優勝力士をまとめます。
幕内
優勝:東大関大の里(おおのさと)
幕内は十四日目を終えた時点で
11勝3敗:東大関大の里(おおのさと)、東前頭四枚目高安(たかやす)
10勝4敗:西前頭十四枚目美ノ海(ちゅらのうみ)、東前頭十五枚目安青錦(あおにしき)、東前頭十八枚目時疾風(ときはやて)
の5人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽は5人それぞれ別の力士との取組が組まれたため、
- 3敗力士の大の里と高安がともに勝てば2人による優勝決定戦
- 3敗力士の大の里と高安の勝敗が分かれれば勝った力士が優勝
- 3敗力士の大の里と高安がともに敗れれば最大5人による優勝決定戦
という展開に。
千秋楽の取組は、5人のうち最初に土俵に上がった高安が西小結阿炎(あび)に勝ち、この時点で4敗力士の優勝の可能性が消滅。
その後土俵に上がった大の里が西大関琴櫻(ことざくら)に勝ったため、大の里と高安による優勝決定戦が行われました。
優勝決定戦では大の里が高安を送り出しで下し、3度目の幕内優勝を決めました。
十両
優勝:西十両十四枚目草野(くさの)
十両は西十両十四枚目草野(くさの)が十二日目に優勝を決めました。
草野 直哉 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
十両で十二日目に優勝が決まるのは48年ぶり、新十両力士が14勝1敗で十両優勝を決めたのは平成25年名古屋場所の遠藤以来約12年ぶりと、記録づくしの優勝となりました。
幕下
優勝:東幕下二十八枚目欧勝竜(おうしょうりゅう)
幕下は東幕下二十八枚目欧勝竜(おうしょうりゅう)が十三日目に優勝を決めました。
欧勝竜 健汰 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
大阪出身の欧勝竜、ご当所場所での優勝です。
優勝をかけた一番は対戦相手となった東幕下三十九枚目川副(かわぞえ)を中に入らせないように相撲を取ることを心がけたとのこと、勝てて良かったとインタビューで話していました。
前に出て押していく相撲が出せたことが七番勝てたことの要因だとも話していました。
来場所は関取を目指す番付での相撲となる欧勝竜、またインタビュールームに来られるようがんばると言っていたのでぜひ宣言どおり優勝を決めてほしいです!
三段目
優勝:西三段目二十一枚目朝乃山(あさのやま)
三段目は西三段目二十一枚目朝乃山(あさのやま)が十三日目に優勝を決めました。
怪我なく七番取り終えることができてよかったとインタビューの開口一番で語っていた大関経験者の朝乃山。
膝の怪我についてはまだ本調子ではないけれど場所ごとに良くしていきたいとのこと。
ファンの応援は力になった、感謝しかないと言葉では発していましたが、インタビュー時の表情を見るに「モチベーションになった」と話したかったように感じました(個人の意見です)。
七日間ではなく十五日間相撲を取りたいと話していたので、もちろん目指すところは関取復帰でしょう!
関取として土俵に上がるその日を心待ちにしています!
序二段
優勝:東序二段四枚目大喜翔(だいきしょう)
序二段は東序二段四枚目大喜翔(だいきしょう)が十三日目に優勝を決めました。
大喜翔 大貴 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
先場所の序ノ口優勝に続き、2場所連続での各段優勝となった大喜翔、今場所も自分の相撲が取れてよかったと安堵の表情をインタビューで見せていました。
首の怪我は順調に回復しており、日に日に良くなっていると自身でも感じているそうです。
来場所も自分の相撲を取っていい結果を残し、まずは元いた番付(西幕下二十四枚目)まで戻り、さらにその番付を超えられるようにがんばりたいと語っていた大喜翔。
ひと場所でも早くその目標を達成できるよう、大喜翔の相撲を見届けていきましょう!
序ノ口
優勝:西序ノ口七枚目千代天富(ちよてんふう)
序ノ口は西序ノ口七枚目千代天富(ちよてんふう)が十三日目に優勝を決めました。
千代天富 創磨 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
優勝インタビューで終始笑顔を見せていた千代天富は、自身初の各段優勝についてとても嬉しいと語っていました。
膝を怪我したときは凹んだけど、自分より大きな怪我をした力士が怪我と戦っている姿を見て「ここで折れるわけにはいかない」と奮起し、焦ることなく復帰に向けて過ごしてきたとのこと。
馬力のある前に出る相撲を目標とし、元いた番付(最高位:東三段目五枚目)よりさらに上の番付を目指してがんばるとも語っていた千代天富、その言葉どおり幕下を目指してどんどん突き進んでほしいです。
2025年(令和7年)大相撲三月場所(春場所)三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:該当者なし
優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、該当者なしという結果に。
東前頭四枚目高安(たかやす)が「12勝3敗で優勝すれば」、西前頭十四枚目美ノ海(ちゅらのうみ)、東前頭十五枚目安青錦(あおにしき)、東前頭十八枚目時疾風(ときはやて)の3人が「優勝すれば」という条件がついていたのですが、いずれの力士も達成できず。
高安は横綱大関全員に勝っているので条件なしの受賞でも良かったのでは?と思ってしまう・・・
敢闘賞
敢闘賞:西前頭十四枚目美ノ海(ちゅらのうみ)、東前頭十五枚目安青錦(あおにしき)
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、西前頭十四枚目美ノ海(ちゅらのうみ)、東前頭十五枚目安青錦(あおにしき)の2人が初受賞。
美ノ海に加え東前頭十八枚目時疾風(ときはやて)が「今日勝てば」という条件付きの中、最初に土俵に上がった時疾風は残念ながら敗れましたが、美ノ海は勝って殊勲賞受賞を決めました。
技能賞
技能賞:東前頭四枚目高安(たかやす)
優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、東前頭四枚目高安(たかやす)が三度目の受賞。
高安は通算13度目の受賞だよ
さいごに
こちらの記事では、2025年(令和7年)大相撲三月場所(春場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめました。
優勝力士
- 幕内:東大関大の里(おおのさと)
- 十両:西十両十四枚目草野(くさの)
- 幕下:東幕下二十八枚目欧勝竜(おうしょうりゅう)
- 三段目:西三段目二十一枚目朝乃山(あさのやま)
- 序二段:東序二段四枚目大喜翔(だいきしょう)
- 序ノ口:西序ノ口七枚目千代天富(ちよてんふう)
三賞受賞力士
- 殊勲賞:該当者なし
- 敢闘賞:西前頭十四枚目美ノ海(ちゅらのうみ)、東前頭十五枚目安青錦(あおにしき)
- 技能賞:東前頭四枚目高安(たかやす)
十両は十二日目に、幕下以下では十三日目に優勝力士が決まり、幕内はどうなるかなぁ?と思っていたところ、千秋楽まで優勝争いはもつれ、さらに優勝決定戦が行われるという大きな盛り上がりを見せてくれました。
西前頭十四枚目美ノ海(ちゅらのうみ)、東前頭十五枚目安青錦(あおにしき)、東前頭十八枚目時疾風(ときはやて)と幕内下位の3人が千秋楽まで優勝争いに名を連ね、「荒れる春場所」をしっかりと盛り上げてくれたとも感じています。
来場所はどの力士が活躍するのか、今から楽しみでなりません!
最後になりますが、力士のみなさん、裏方のみなさん、関係者のみなさん、そして大相撲ファンの皆さん、今場所もお疲れさまでした!
来場所もともに大相撲を盛り上げていきましょう!
2025年(令和7年)大相撲スケジュール、まとめています。
