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2024年(令和6年)大相撲十一月場所(九州場所)が終わりました。
横綱照ノ富士(てるのふじ)が休場した今場所、幕内は東大関琴櫻(ことざくら)が21年ぶりの大関相星決戦を制して念願の初優勝!
また、序二段で優勝決定戦が行われました。
こちらの記事では、2024年(令和6年)大相撲十一月場所(九州場所)、各段優勝力士と三賞受賞力士についてまとめます。
十二日目を終えた時点での成績優秀力士まとめはこちら
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2024年(令和6年)大相撲十一月場所(九州場所)各段優勝力士
まずは2024年(令和6年)大相撲十一月場所(九州場所)各段の優勝力士をまとめます。
幕内
優勝:東大関琴櫻(ことざくら)
幕内は十四日目を終えた時点で
13勝1敗:東大関琴櫻(ことざくら)、西大関豊昇龍(ほうしょうりゅう)
の2人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽は2人が直接対決!
勝った力士が幕内優勝というとてもシンプルな展開に。
結果は琴櫻が豊昇龍をはたき込みで下し、念願の初優勝を決めました。
優勝できない場所が続いた中、辛抱したからこそ優勝ができたとインタビューで話していた琴櫻。
優勝を決めた一番は「がむしゃらに取っていたので覚えていない」そうです。
何度か祖父の横綱琴櫻の話が出て、横綱に向けての質問に対し、「自分らしくやっていくことが大事、強い気持ちで臨んでいく」と答えた琴櫻。
来場所は綱取り場所となります。
来場所も優勝を決めて文句なしでの横綱昇進を決めてくれたら嬉しいです!
十両
優勝:西十両筆頭金峰山(きんぼうざん)
十両は十四日目を終えた時点で
11勝3敗:西十両筆頭金峰山(きんぼうざん)
10勝4敗:西十両七枚目剣翔(つるぎしょう)、東十両十一枚目安青錦(あおにしき)、西十両十二枚目栃大海(とちたいかい)
の4人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽は金峰山と安青錦の取組、剣翔と栃大海はそれぞれ別の力士との取組が組まれたため
- 金峰山が勝てば優勝
- 金峰山が敗れた場合、最大4人での優勝決定戦
という展開に。
結果は金峰山が勝ち、初めての十両優勝を決めました。
優勝が決まった一番は、自分の相撲を取れば勝てると思っていた、落ち着いて前に出られてよかったとインタビューで話していた金峰山。
怪我をしたことにより、気持ちを切り替えて自分の相撲を取るようになったとも話していました。
来場所は幕内復帰が濃厚。
大勝ちしたいと話していたので、是非達成してほしいです!
幕下
優勝:西幕下四十八枚目長内(おさない)
幕下は西幕下四十八枚目長内(おさない)が十三日目に優勝を決めました。
今場所は土俵際でも自分の相撲が取れていたので優勝が決まる一番でも自信があったとインタビューで話していた長内。なお、理由は自分でもわからないと笑っていました。
速さとしぶとさをこれからも続けていき、さらに上の番付を狙うことを目標としているとのこと。
来場所は新十両を狙える番付、是非決めてほしいです!
三段目
優勝:西三段目十八枚目藤闘志(ふじとうし)
三段目は西三段目十八枚目藤闘志(ふじとうし)が十三日目に優勝を決めました。
藤闘志 隆稀 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
怪我からの復帰場所で優勝を決めた藤闘志。
優勝を決めた一番は、幕内経験者の西三段目五十六枚目炎鵬(えんほう)が相手でした。
思いきって当たって前に出る相撲を取ろうと思って臨み、見事勝利。
ひと場所でも早く関取になりたい、上だけを見て努力していきたいとインタビューで話していた藤闘志。
関取目指してがんばってほしいです!
序二段
優勝:西序二段九枚目錦国(にしきくに)、西序二段五十七枚目中島(なかしま)
序二段は7戦全勝とした西序二段九枚目錦国(にしきくに)、西序二段五十七枚目中島(なかしま)の2人による優勝決定戦が千秋楽に行われました。
優勝決定戦は、錦国が中島を寄り切りで下し、初めての各段優勝を決めました。
錦国 貴就 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
初めての各段優勝を決めた錦国、ホッとしていて、優勝決定戦は緊張することなく楽しめたとインタビューで話していました。
四つ相撲に自信があったので、まわしを取ったら攻めようと思っていたとのこと。
来場所以降はもっと馬力をつけて前に出る相撲を取っていきたいと話していた錦国、ひと場所でも早い自己最高位(東幕下五十七枚目)更新を叶えてほしいです。
序ノ口
優勝:西序ノ口十二枚目豪ノ湖(ごうのうみ)
序ノ口は西序ノ口十二枚目豪ノ湖(ごうのうみ)が十三日目に優勝を決めました。
豪ノ湖 瞬佑 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
怪我で番付を下げている幕下経験者の豪ノ湖、初めての各段優勝です。
前に出る相撲を意識して挑んだ今場所。
怪我で番付を下げていることについて聞かれた際、「自分は自分と周りのみんなが励ましてくれた」と周りの人々への感謝の気持ちを話していました。
高校の同級生である東十両十三枚目若碇(わかいかり)を目標と語っていた豪ノ湖。
2人揃って土俵入りする姿を心待ちにしたいと思います。
2024年(令和6年)大相撲十一月場所(九州場所)三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:東前頭三枚目阿炎(あび)
優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、東前頭三枚目阿炎(あび)が2度目の受賞。
通算6度目の三賞受賞だよ
敢闘賞
敢闘賞:東前頭六枚目隆の勝(たかのしょう)
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、東前頭六枚目隆の勝(たかのしょう)が4度目の受賞。
通算5度目の三賞受賞だよ
「今日勝てば」という条件つきの中、対戦相手である東前頭二枚目若隆景(わかたかかげ)をはたき込みで下し、敢闘賞受賞を決めました。
技能賞
技能賞:東前頭二枚目若隆景(わかたかかげ)
優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、東前頭二枚目若隆景(わかたかかげ)が5度目の受賞。
若隆景も阿炎と同じく通算6度目の三賞受賞!
さいごに
こちらの記事では、2024年(令和6年)大相撲十一月場所(九州場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめました。
優勝力士
- 幕内:東大関琴櫻(ことざくら)
- 十両:西十両筆頭金峰山(きんぼうざん)
- 幕下:西幕下四十八枚目長内(おさない)
- 三段目:西三段目十八枚目藤闘志(ふじとうし)
- 序二段:西序二段九枚目錦国(にしきくに)、西序二段五十七枚目中島(なかしま)
- 序ノ口:西序ノ口十二枚目豪ノ湖(ごうのうみ)
三賞受賞力士
- 殊勲賞:東前頭三枚目阿炎(あび)
- 敢闘賞:東前頭六枚目隆の勝(たかのしょう)
- 技能賞:東前頭二枚目若隆景(わかたかかげ)
2024年(令和6年)の本場所が終わりました。
今年もそれぞれの場所でそれぞれの盛り上がりがあり、十五日間楽しい毎日を過ごすことができました。
これも何より、力士の皆さんの日々の努力が導いていることだと思います。
毎場所楽しませてくれて、本当にありがとうございます!
来年、2025年(令和7年)もたっぷり大相撲観戦を楽しみたいと思います。
力士の皆さん、親方の皆さん、裏方の皆さん、そして大相撲ファンの皆さん、今年も1年お疲れさまでした!
2024年(令和6年)大相撲スケジュール、まとめています。