当ブログでは力士名など敬称略で表記しております。ご了承ください。
令和5年大相撲五月場所(夏場所)が終わりました。
いろいろと荒れた今場所、幕内は東横綱照ノ富士(てるのふじ)が8度目の優勝!
また、十両と序二段で優勝決定戦が行われました。
こちらの記事では、令和5年大相撲五月場所(夏場所)各段の優勝力士と、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞受賞力士をまとめます。
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令和5年大相撲五月場所(夏場所)各段優勝力士
まずは、各段の優勝力士まとめです。
幕内
優勝:東横綱照ノ富士(てるのふじ)
幕内は東横綱照ノ富士(てるのふじ)が十四日目に優勝を決めました。
出てくる以上は照ノ富士が優勝もしくは千秋楽まで優勝争いに名を連ねるんだろうな、と場所前に思っていましたが、そんな予想を嘲笑うかのように圧倒的な強さを見せつけ、十四日目に優勝を決めた照ノ富士。
さすが、横綱です。
翔猿(とびざる)と宇良(うら)を2日連続で極め出したときは「強すぎる・・・」とついため息が出た
十両
優勝:東十両筆頭豪ノ山(ごうのやま)
十両は十四日目を終えた時点で
13勝1敗
- 東十両筆頭豪ノ山(ごうのやま)、西十両八枚目落合(おちあい)
12勝2敗
- 東十両八枚目熱海富士(あたみふじ)
の3人に優勝の可能性が残されていました。
すでにそれぞれの対戦を終えているため、千秋楽は
- 豪ノ山と落合2人とも勝てば優勝決定戦
- 豪ノ山と落合のどちらかが敗れれば勝った力士が優勝
- 豪ノ山と落合が敗れ、熱海富士が勝てば3人による優勝決定巴戦
という状況に。
3人とも勝ったため、①豪ノ山と落合による優勝決定戦が行われました。
優勝決定戦は、立ち合いから一気に踏み込んだ豪ノ山が落合を圧倒し、押し出しで勝ち初めての十両優勝を決めました。
初めての14勝1敗という好成績同士での優勝決定戦を制した豪ノ山、来場所の新入幕が確実です。
今場所自分の相撲を取りきれたことが好成績の要因だと振り返り、来場所も変わらず自分の相撲を取りきれるよう稽古するとインタビューで語っていました。
来場所の活躍にも期待です!
幕下
優勝:西幕下二十六枚目木竜皇(きりゅうこう)
幕下は西幕下二十六枚目木竜皇(きりゅうこう)が十三日目に優勝を決めました。
幕内経験者の東幕下四十二枚目大翔丸(だいしょうまる)と当たった7番相撲は、胸を借りるつもりで一生懸命取ったとインタビューで語っていました。
「素直に嬉しい」優勝を決めたあと、花道で師匠と目が合ったときは涙が出たと話した木竜皇は、来場所関取を狙う番付での相撲となります。
跳ね返されないように稽古して挑みたいと言っていたので、ぜひ勝ち越し目指してがんばってほしいです。
三段目
優勝:東三段目四十二枚目漣(さざなみ)
三段目は東三段目四十二枚目漣(さざなみ)が十三日目に優勝を決めました。
5連勝したあたりからずっと緊張して眠れない日々が続いた漣、初めての各段優勝です。
7連勝できた要因は、立ち合いを意識して当たれたことだとインタビューで語っていました。
来場所は自己最高位(幕下四十八枚目)更新が期待されます。
幕下上位を目指して挑戦者の気持ちでがんばりたいと言っていたので、来場所の漣の相撲に注目しましょう!
序二段
優勝:東序二段六十枚目聖富士(さとるふじ)
序二段は西序二段七枚目欧勝竜(おうしょうりゅう)、東序二段六十枚目聖富士(さとるふじ)の2人が7番取り終えて全勝。
千秋楽に2人による優勝決定戦が行われました。
怪我で番付を下げている幕下上位経験者の欧勝竜と2場所目の若手聖富士の対戦は、聖富士が上手投げで欧勝竜を下し優勝を決めました。
優勝決定戦でとても緊張していたようで、優勝して安心していると話した聖富士は、稽古をたくさんして体に技が染みついていたこと、関取衆や兄弟子からのアドバイスが自信になったことが勝因と語りました。
今の相撲を磨いて次の三段目、さらには幕下でも活躍したいとも言っていたので、これからの活躍を期待したいですね♪
序ノ口
優勝:西序ノ口二十二枚目春山(はるやま)
序ノ口は西序ノ口二十二枚目春山(はるやま)が十三日目に優勝を決めました。
デビュー場所で優勝を決めた春山、7つ勝てて良かったとインタビューで語っていました。
関取になろうと思って入門し、同期入門の城間(しろま)の存在を力に、気合の入った相撲を取れる力士になりたいとも言っていた春山。
ひと場所でも早く関取になれるよう、がんばってほしいです!
令和5年大相撲五月場所(夏場所)三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:東前頭六枚目明生(めいせい)
優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、東前頭六枚目明生(めいせい)が初めての受賞。
通算で2度目の受賞だよ
優勝した横綱照ノ富士(てるのふじ)にただひとり勝ったことが評価されての受賞です。
敢闘賞
敢闘賞:該当者なし
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、該当者なしとなりました。
技能賞
技能賞:東関脇霧馬山(きりばやま)、西関脇若元春(わかもとはる)
優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、東関脇霧馬山(きりばやま)、西関脇若元春(わかもとはる)の2人が受賞。
霧馬山は3度目(通算4度目)、若元春は初めての三賞受賞です。
若元春が初受賞とは意外だった・・・とっくに受賞してたイメージ
さいごに
令和5年大相撲五月場所(夏場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞受賞力士をまとめました。
各段優勝力士
- 幕内:東横綱照ノ富士(てるのふじ)
- 十両:東十両筆頭豪ノ山(ごうのやま)
- 幕下:西幕下二十六枚目木竜皇(きりゅうこう)
- 三段目:東三段目四十二枚目漣(さざなみ)
- 序二段:東序二段六十枚目聖富士(さとるふじ)
- 序ノ口:西序ノ口二十二枚目春山(はるやま)
三賞受賞力士
- 殊勲賞:東前頭六枚目明生(めいせい)
- 敢闘賞:該当者なし
- 技能賞:東関脇霧馬山(きりばやま)、西関脇若元春(わかもとはる)
土俵に帰ってきた横綱照ノ富士(てるのふじ)とカド番で場所を迎えた大関貴景勝(たかけいしょう)、大関昇進をかける霧馬山(きりばやま)、幕内に戻ってきた朝乃山(あさのやま)に注目が集まる中、照ノ富士が強さを見せつけて十四日目に優勝を決めました。
横綱は強かった!
また、場所が始まる直前に西前頭十三枚目逸ノ城(いちのじょう)が、場所中に東十両五枚目栃ノ心(とちのしん)が引退を発表。
歴史を作った力士が土俵人生に別れを告げるのはやはり寂しいです。
さらに、今場所は幕内下位で好成績の力士を三役力士と当てる回数が多く、盛り上がる取組がたくさん見られて嬉しかったです。
来場所もぜひこうしてほしい
最後になりましたが、今場所も力士の皆さん、裏方の皆さん、関係者の皆さん、そしてファンの皆さん、お疲れさまでした!
七月場所(名古屋場所)もともに大相撲観戦楽しみましょう♪
2023年のスケジュール、まとめています。