当ブログでは力士名など敬称略で表記しております。ご了承ください。
令和3年大相撲一月場所(初場所)が終わりました。
幕内は西前頭筆頭大栄翔(だいえいしょう)が初優勝!
また、幕下、序二段、序ノ口の3つの階級で優勝決定戦が行われました。
こちらの記事では、令和3年大相撲一月場所(初場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞受賞力士をまとめます。
十二日目終了時点での成績優秀力士をこちらの記事からおさらいできます。
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令和3年大相撲一月場所(初場所)各段優勝者
令和3年大相撲一月場所(初場所)、まずは各段の優勝者についてまとめます。
幕内
優勝:西前頭筆頭大栄翔(だいえいしょう)
幕内の優勝争いは十四日目を終えた時点で
- 12勝2敗:西前頭筆頭大栄翔(だいえいしょう)
- 11勝3敗:西大関正代(しょうだい)
の2人に絞られていました。
千秋楽は
- 大栄翔が取組で勝てば優勝
- 大栄翔、正代ともに敗れれば大栄翔の優勝
- 大栄翔が敗れ、正代が勝てば優勝決定戦
という状況。
先に土俵に上がった大栄翔が西前頭五枚目隠岐の海(おきのうみ)を突き出しで破り、追手風部屋力士として、また埼玉県出身力士としても初めての優勝を決めました!
元大関・千代大海を見て相撲を始めたという大栄翔。
千代大海に負けず劣らずの強い突き押し相撲をこれからも期待しています!
十両
優勝:東十両八枚目剣翔(つるぎしょう)
十両の優勝争いは十四日目を終えた時点で
- 11勝3敗:東十両八枚目剣翔(つるぎしょう)
- 10勝4敗:西十両六枚目英乃海(ひでのうみ)、西十両八枚目大翔丸(だいしょうまる)、東十両十枚目宇良(うら)
の4人に絞られていました。
追手風部屋(剣翔、大翔丸)VS木瀬部屋(英乃海、宇良)だ!
千秋楽は
- 剣翔が取組で勝てば優勝
- 剣翔、4敗力士全員が敗れれば剣翔の優勝
- 剣翔が敗れ、4敗力士が1人でも勝てば優勝決定戦
という状況の中、剣翔の対戦相手だった東十両十三枚目勢(いきおい)が千秋楽休場。
剣翔は不戦勝となり、と同時に剣翔の十両優勝が決まりました。
それにしてもあっけない幕切れ・・・
幕内、十両そろって追手風部屋の力士が優勝!
幕下
優勝:西幕下十九枚目魁(さきがけ)
幕下は十三日目を終えた時点で
- 西幕下五枚目錦富士(にしきふじ)
- 西幕下八枚目将豊竜(しょうほうりゅう)
- 西幕下十七枚目竜勢(りゅうせい)
- 西幕下十九枚目魁(さきがけ)
- 西幕下二十六枚目芝(しば)
- 西幕下四十八枚目濱豊(はまゆたか)
- 東幕下五十二枚目二本柳(にほんやなぎ)
- 東幕下五十六枚目琴翼(ことつばさ)
- 西幕下六十枚目深海山(ふかみやま)
の9人が6勝1敗で並び、1996年(平成8年)七月場所(名古屋場所)以来の9人による優勝決定戦となりました。
トーナメントの割はこんな感じ。
ひとつ小さい山にいた西幕下十九枚目魁(さきがけ)が濱豊、琴翼、深海山、芝を破って初めての各段優勝を決めました。
魁は来場所、再十両を狙う番付で相撲を取ります。
三段目
優勝:東三段目五十四枚目小城ノ浜(おぎのはま)
三段目は東三段目五十四枚目小城ノ浜(おぎのはま)が十三日目に優勝を決めました。
小城ノ浜 翔馬 (おぎのはま しょうま) | 出羽海部屋┃相撲界随一の名門部屋
令和2年十一月場所に碧海浜(あおみはま)から改名した小城ノ浜。
優勝インタビューでは部屋の西小結御嶽海(みたけうみ)からいろいろとアドバイスをもらっていると語っていました。
関取からのアドバイスを参考に、どんどん番付をかけ上がってほしいです。
序二段
優勝:東序二段十五枚目野上(のがみ)
序二段は十三日目を終えた時点で
- 東序二段十五枚目野上(のがみ)
- 西序二段八十一枚目龍司(りゅうつかさ)
の2人が7戦全勝で並んでいました。
2人による優勝決定戦は、野上が龍司をまったく寄せつけず押し出しで破り先場所に続き各段優勝。
尾車部屋 公式ホームページ 野上豪規
インタビューでは痛めた膝の状態を「120%」だと答えた野上。
このまま幕下まで勢いよく戻っていくような気がしています。
序ノ口
優勝:東序ノ口二十五枚目熱海富士(あたみふじ)
序ノ口は十三日目を終えた時点で
- 西序ノ口二枚目東照錦(とうしょうにしき)
- 東序ノ口二十五枚目熱海富士(あたみふじ)
- 西序ノ口二十五枚目荒馬(あらうま)
の3人が6勝1敗で並んでいました。
3人による優勝決定巴戦は、最後に登場した熱海富士が荒馬を押し出し、東照錦を寄り倒しで破り初優勝。
インタビューでは笑顔全開で照ノ富士を目標にしていると話してくれました。
とてもかわいかった!
令和3年大相撲一月場所(初場所)三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:西前頭筆頭大栄翔(だいえいしょう)
優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、優勝した西前頭筆頭大栄翔(だいえいしょう)が3度目の受賞。
初日から3大関を破っての8連勝、常に優勝争いの先頭を走っていたので納得の受賞だと思います。
敢闘賞
敢闘賞:該当者なし
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は該当者なしという結果に。
西前頭十五枚目琴ノ若(ことのわか)と西前頭十六枚目明瀬山(あきせやま)が「今日勝てば」という条件つき受賞でしたが、どちらも敗れたため受賞ならず。
技能賞
技能賞:東関脇照ノ富士(てるのふじ)、西前頭筆頭大栄翔(だいえいしょう)、西前頭十四枚目翠富士(みどりふじ)
優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、東関脇照ノ富士(てるのふじ)、西前頭筆頭大栄翔(だいえいしょう)、西前頭十四枚目翠富士(みどりふじ)の3人が受賞。
照ノ富士は3度目、大栄翔と翠富士は初受賞です。
1場所で技能賞3人受賞は初めてとのこと。
照ノ富士と翠富士は今日勝てば、大栄翔は優勝すればという条件つきでしたが、3人とも条件をクリアしました。
さいごに
令和3年大相撲一月場所(初場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞受賞力士をまとめました。
優勝者
- 幕内:西前頭筆頭大栄翔(だいえいしょう)
- 十両:東十両八枚目剣翔(つるぎしょう)
- 幕下:西幕下十九枚目魁(さきがけ)
- 三段目:東三段目五十四枚目小城ノ浜(おぎのはま)
- 序二段:東序二段十五枚目野上(のがみ)
- 序ノ口:東序ノ口二十五枚目熱海富士(あたみふじ)
三賞受賞者
- 殊勲賞:西前頭筆頭大栄翔(だいえいしょう)
- 敢闘賞:該当者なし
- 技能賞:東関脇照ノ富士(てるのふじ)、西前頭筆頭大栄翔(だいえいしょう)、西前頭十四枚目翠富士(みどりふじ)
大量の休場者がいた状態でのスタート。
どうなることかと心配しましたが、結果的に大いに盛り上がった場所だったと思います。
特に幕下では9人による優勝決定戦!今度いつ観られるかわかりませんからね・・・
来場所は予定通り大阪で行われるのか、東京開催になるのか、そもそも開催されるかどうかもわかりません。
予定通り開催されるのであれば、わたしもいつも通りNHKやABEMAでガッツリたっぷり大相撲観戦します!
力士の皆さん、親方たち、スタッフの方々、そしてファンの皆さま、今場所もお疲れさまでした!
2022年の大相撲スケジュール、まとめています。