当ブログでは力士名など敬称略で表記しております。ご了承ください。
大相撲三月場所(春場所)は十日目までの取組が終わりました。
全15日間のうち3分の2が終わり、だんだんと優勝争いが気になる頃となってきました。
十日目を終えた時点での成績優秀力士をまとめ、「いち大相撲ファン」としての目線で優勝争いの展開を予想します。
幕内
まずは幕内の成績優秀力士から。
全勝:白鵬
一敗:逸ノ城、碧山
二敗:鶴竜、高安、豪栄道、貴景勝、琴奨菊
幕内は東横綱白鵬(はくほう)がここまで負けなしの10連勝で優勝争いのトップに立っています。
白鵬 翔 M.Davaajargal (@HakuhoSho69)さんはTwitterを利用しています
取組中に危ない場面を何度か見ましたが、それでも立ち直して白星を掴むところは「さすが横綱」と思い知らされます。
このまま全勝で自身42回めの優勝を決めるのか、はたまた誰かが白鵬を止めて優勝を決めるのか・・・
残り5日間の白鵬の相撲に注目です。
星の差ひとつの9勝1敗で追うのは、西前頭四枚目の逸ノ城(いちのじょう)と東前頭七枚目の碧山(あおいやま)。
さらにもう一差、8勝2敗で西横綱鶴竜(かくりゅう)を筆頭に5人の力士が追いかけている展開です。
特に1敗の逸ノ城が今場所は不気味な存在。
残り5日間の幕内の土俵をいっそう盛り上げてくれるのではないかと期待しています。
十両
お次は十両の成績優秀力士です。
一敗:志摩ノ海
二敗:荒鷲
三敗:千代丸、蒼国来
十両は東十両筆頭の志摩ノ海(しまのうみ)が9勝1敗で優勝争いのトップに立っています。
先場所の十両優勝の勢いそのままに、突き押し相撲が光る志摩ノ海。
すでに勝ち越しを決めており、来場所の幕内昇進が濃厚です。
その志摩ノ海を8勝2敗で西十両十二枚目の荒鷲(あらわし)、さらに7勝3敗で西十両筆頭の千代丸(ちよまる)、西十両七枚目の蒼国来(そうこくらい)が追っています。
十両はだいたい千秋楽まで優勝争いがもつれて観ている側にとってはおもしろい展開になります。
この時点で名前が載っていない力士が最終的に十両優勝を決めることもあるため、今場所も千秋楽まで優勝争いから目が離せません。
幕下以下成績優秀力士
力士養成員と呼ばれる幕下以下は、全七番相撲のうち五番相撲までを終わらせています。
成績優秀力士は、以下のとおりです。
幕下
幕下は東幕下五枚目美ノ海(ちゅらのうみ)、西幕下三十枚目北磻磨(きたはりま)、東幕下五十一枚目納谷(なや)、西幕下五十八枚目琴誠剛(ことせいごう)の4人が5戦全勝です。
十一日目に美ノ海ー北磻磨、納谷ー琴誠剛の取組が組まれ、勝者同士が十三日目に幕下優勝をかけた相撲を取ります。
つまり、この4人の中から優勝者が決まるということです。
個人的には幕内経験があるベテラン北磻磨の復活優勝を期待したい・・・!
三段目
三段目は東三段目二十二枚目琴隼(ことはやと)、西三段目三十九枚目唐津海(からつうみ)、東三段目五十四枚目太一山(たいちやま)、東三段目七十二枚目漣(さざなみ)、西三段目八十八枚目朝乃丈(あさのじょう)、東三段目九十四枚目琴宮倉(ことみやくら)の6人が5戦全勝です。
十一日目に琴隼ー唐津海、太一山ー漣、琴宮倉ー朝乃丈の取組が組まれました。
勝者3人が三段目優勝への権利を残し、十三日目の取組に挑みます。
序二段
序二段は西序二段十五枚目狼雅(ろうが)、東序二段三十枚目若山中(わかやまなか)、西序二段四十八枚目照ノ富士(てるのふじ)、西序二段七十四枚目鳴海(なるみ)、東序二段八十二枚目下村(しもむら)、西序二段八十四枚目佐田剛(さだつよし)の6人が5戦全勝です。
6人のうち番付が下位の下村と佐田剛は同部屋(境川部屋)のため取組は組まれず、十一日目の取組は若山中ー狼雅、下村ー照ノ富士、佐田剛ー鳴海となっています。
三段目同様勝者3人が序二段優勝への権利を残し、十三日目の取組に挑みます。
初土俵から順調に勝ち続けている期待の若手狼雅か、はたまた大関経験者の照ノ富士が意地を見せるか、さらには同部屋力士での優勝決定戦となるのか・・・
下位の階級とはいえ、決して目を離すことはできません!
序ノ口
いちばん下の階級である序ノ口は、西序ノ口十九枚目寺沢(てらさわ)が唯一の5戦全勝。
1敗で追う力士が数名いるためまだ優勝争いがどうなるかはわからない状態です。
さいごに
大相撲三月場所(春場所)、十日目を終えた時点での成績優秀力士のまとめと、優勝争いの展開を予想しました。
残り5日間、各段でどのように優勝争いが展開されていくのか楽しみでなりません。
残念ながら三月場所(春場所)のチケットは手元にないため、NHKとAbemaTVの大相撲中継で残り5日間の三月場所(春場所)を楽しみます!!!